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良く行くサイトで、内容濃いから「お金払ってもいいかもな」と思っていたサイトの大半が、コミケでサイトネタの同人誌を売ったり、不定期でミニコミ発売したり、電子書籍を始めたりしています。まあ単なる偶然かもしれないのですが。やはりただで膨大なテキストを垂れ流す怖さに気づいたかもしれません。
ただの垂れ流しの最大手の某巨大掲示板群のジョーク系板なんかでも、週刊SPAの「バカサイ」でも通用しそうなギャグが無料で読めます。すごくもったいない気もします。
なんで、ネット職人はこんな所で才能をただで披露してるのか。たぶん承認欲求が強いのではないかと思うのです。狭いところで有名になったり、いくばくかのおあしをいただくより、あそこで「ワロタ」のレスをもらうことが名誉になっているのではないでしょうか。まあ雑誌の投稿欄っても、買わなきゃ読めないわけで。見てる人口は巨大掲示板群の方が多いと思われます。
この部分は追記なのですが、「バカサイ」って原稿料出ないんです。昭和の時代に講談社とマガジンハウスのみ例外的に投稿の原稿料を出していたということだったんですね。上の記述は間違えました。それでも、場所によってはお金を取れそうなギャグを、ただで披露しているということを伝えたかっただけです。
私自身も、三国志板のクソゲースレッドで、リレー小説まがいのことをしていました。リレー小説自体はお金にはなりにくい。では、私はなんでそれにはまっていたのかというと。もう一人の書き手の人が、どう返してくるかが楽しみだったわけです。レスポンスへの欲求です。掲示板に集う方は、レスを楽しみにしてる方が多い。
話は代わって、
ネットって、受け手側の情報発信は、ただなのに、著作権はがんじがらめなんです。たとえば、ある雑誌の人気コーナーを発掘しようにも、著作権者側がうんと言わず。我々下々の者はお上がその気になる(単行本化とか)まで指をくわえて待ってなきゃならない。ということを著作権にうるさい側は説いています。
たぶんネットが、ただを前提とした空間だから、著作権者側は恐れているんだと思います。コピーしたらやりたい放題ですから。でもコピーばかりしてたら疲れる戸思います。
それにネチズンは、漫画や音楽ならただでいくらでも読みたい、聴きたいだろうけど、活字はたとえただでも、ハードカバー一冊をネットで読むのはさすがに疲れると思います。ネットの活字は長文には向かない。
だから大手出版社の恐れているようなことは大々的にはないのではないかと思います。現実のネットでの摘発でも、漫画の中身を公開していた個人のサイト(古本屋か)ぐらいしか知りません。ああ、ウィニーがありましたね。(確かウィニーは映画や音楽が中心だったと思いますが)
不思議なのはアダルトは有料でも仕方ないと思ってる節があります。
やはり人間の欲求に直結しているからでしょうか。
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