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[雑談からまじめな議論まで] 村松恒平 09/11/9(月) 14:33

Re:自分にとっての価値 火星紳士 09/11/27(金) 1:19
くすみ書房の取り組み 井元もとい 09/11/27(金) 20:43
Re:くすみ書房の取り組み 火星紳士 09/11/28(土) 11:08
Re:自分にとっての価値 09/11/28(土) 4:37
Re:自分にとっての価値 火星紳士 09/11/28(土) 11:50
Re:自分にとっての価値 09/11/28(土) 15:38

Re:自分にとっての価値
 火星紳士  - 09/11/27(金) 1:19 -

引用なし
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   ▼村松さん:
>▼華さん:
>
>>私にとってはやはり「売れているもの=良い作品」ではありません。

>そうなのです。
>いわゆる一人勝ちの状況というのは、どんどん加速していますね。
>
>編集者は、自分の作りたい本と売れそうな本のせめぎあいの中で企画を考えていた部分があるのですが、今は本当にわかりやすい売れ線でないと、会議に通りません。


コレを見て、フト思ったのですが、『「売れているもの=良い作品」ではない。』
ということは、読者の視点でいうと『「多くの人が買ったもの=良くない作品」』

ということになるわけですよね。となると、多くの人が、

「うっかり買ったけど=つまらなかった」とか

「たまに小説読んでみようと思ったけど、=やっぱりつまらなかった」と思ったり。

「こんなに有名で売れている作品が、=この程度なのか。=だったらもっと売れていないものは=ヒドイに違いない」と思ってしまったり。

なんだか負の回転が(^^;


ワタクシも昔は、そんなに小説を読む方では無かったので、こう思うのですが、

「あまり小説を読んだことの無い人にこそ、小説の楽しさがわかる本を勧めてほしい」と思うのです。

(難しい通好みの本と、本当にいい本を分けるのは難しいですけれど、)

そういった本を強く勧める人々(団体)の発言力が強くなれば、流れが変わるのかも知れませんね。(出版社や売り上げ情報よりも、信頼が置ける情報源もしくは人、コミュニティなど)

秋葉原の人々が徐々に発言権を得てきたように、「ここが良いんだ」とか「こういったところが面白いんだ」とか、強く発言し続ける人々が必要なんでしょうね。うむむ。


今までも本のガイドブックというものは数多く出版されてますし、雑誌も出ていますが、選者の(プライド? 見得?)が働くのか、ちょっと難しい本を選びがちな気もします。(簡単で良いもの、というのもまた難しいですが)

読書ファンを増やすために、もっと簡単な、児童文学から読み始めて、次はこれ、その次はこれ、と段階を踏んで紹介するとか、なにか工夫が必要なのかも知れませんね。いまさら大人が児童文学をというのもあるでしょうし、なにか名案があればよいのですが。

読み方のコツを教えるとか、うむむ。

くすみ書房の取り組み
 井元もとい  - 09/11/27(金) 20:43 -

引用なし
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   札幌の書店、くすみ書房では新たな読者を掘り起こすために様々な取り組みをしています。
代表的なものに「中学生はこれを読めフェア」(吾妻ひでおの『失踪日記』までありました。たまげました)「なぜだ!?売れない文庫フェア」(普段本屋に並んでいない文庫本〔次郎物語や尾崎翠〕が売れるか試してみよう)などです。
こうした取り組みで新たな読者層が開拓されるといいですね。
特に中学生の本離れストップにはいいかもしれません。棚を直接見ましたが、ちょっと私も買いそうになりました。実際に買いました。
詳しくはhttp://www.kusumishobou.jp/

Re:自分にとっての価値
   - 09/11/28(土) 4:37 -

引用なし
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   火星紳士さんへ


>『「売れているもの=良い作品」ではない。』
>ということは、読者の視点でいうと『「多くの人が買ったもの=良くない作品」』
>
>ということになるわけですよね。


誤解があってはいけないので書き込みさせていただくのですが、私はそういう意味で書いたのではなく、必ずしも「売れているから良い作品である」ということは言えない、という事が言いたかったのです。
世の中で売れるものの中には本当に質の良いものも多々ありますが、お金をかけたPRやマスコミを利用した販売戦略が功を奏したものもいくらでも混ざっています。企業が売りたいものを前面に押し出してきて、あの手この手で消費者の気を引いて、それしか目に入らないような雰囲気にしてしまうのです。どこからともなくブームを作るのですね。知らないうちにコントロールしようとしているな〜と、私なんか時々反発したくなるのですが(笑)これでは確かに細々と魂を込めて頑張っているクリエイターがいても見つけにくい、見つかりにくいなぁと思うことがあります。資本が違うというか……。ネットは、上手くやればそういう人にもチャンスを与えてくれるのですけれども、誰でも自己プロデュースできるわけではないですしねぇ。

主観のままに他人に薦めることは結構不毛だと思うのですが、普段本を読まない人に、わかりやすく本を読む楽しさや作品の良さを知ってもらうこと自体はとても有意義ですね。
ただ、普段本を読まない人というのは本を必要としていない人で、どれほど宣伝しようが薦めようが読まないんじゃないかなという気もするのですが…(苦笑)

「本を手に取る人が本に何を求めているのか」も昔と今とでは違うのではないでしょうか。
そして時代とニーズに合ったものだけが売れていく、というのも現実なのでしょう。読書を単なる暇つぶしと捉えている人は、テレビやゲームやネットサーフィンなど代替になるものがあればそれでOKという人もいるでしょう。

しかし本を読まない人が増えたというのには、なにかもっと現代的かつ精神的な、すぐにはどうこうできない根深い問題もあるような気がしてなりません……。

Re:くすみ書房の取り組み
 火星紳士  - 09/11/28(土) 11:08 -

引用なし
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   ▼井元もといさん:
>札幌の書店、くすみ書房では新たな読者を掘り起こすために様々な取り組みをしています。

面白い書店ですね(^^ こういった取り組みはすごくいいです。
ワタクシも中公やちくまが好きなので、写真をみてにんまりしてしまいました。
良いものを宣伝するという事は素晴らしい。これからの日本は質の良い文化を売りにしていかなければいけませんねー(大げさですけど(^^; )

Re:自分にとっての価値
 火星紳士  - 09/11/28(土) 11:50 -

引用なし
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   ▼華さん:

もちろんです(^^ いいものもあります。

ワタクシが言いたかったのも「売り上げが多い」だけを本選びの基準にすること。それを前面に出して宣伝する出版社側の戦略。これが本を選ぶ上で、ちーっとも役に立ってないということで。どちらかというと逆効果な面も・・・

なので、ここらで別の方向からのアプローチを出版社側にして欲しいな。と思った次第です(^^;

本を選ぶ側も、どれを基準にしたらいいかわからないのだと思います。(自分もよくわからないです(^^;)

たとえば、「何万部突破!」という本を選ぶよりも、「夏の100冊」と書店に並んでいるものの方が「良い作品」が多くて、たまに小説を読む人には、こちらの方が向いているし、ハズレがない。

という事を、普通の「本をあまり読まない人」は知りません。これを喧伝するだけでも、本のファンを増やすという点については、ずいぶん違うと思います。

それでも難しいな、と思う人に、「大人も感動、見逃した児童文学をもう一度読もう」とかいった運動なり、キャンペーンなりをやれば、良い本に出合えて、本の楽しさが伝わるのでは? などと考えています。

今のところ、ネットや紹介本では、個人個人でバラバラのお勧め本を紹介している段階ですが、ちょっとした本の読み方のコツや、(最初は辞書を見ながら読むとか)(海外物は10ページくらいはガマンして読む)とか、そういった簡単なコツとか楽しみ方とか、順番に良書を読める下地を作ってくれるような。そんな、コミュニティ・流れ・集い・等等。が欲しいなと思うのです。

とにかく、本は「おもしろーい」というムーブメントを起こせば、それなりに人気が復活するのでは? と。


やっぱり、「慣れ」ないと良い本も見つけられないですし、そんな人(私?)を手助けしてくれる何かがあればいいな。っと、なんとなくアピールしてしまいました。

意味的には、個人の発言というよりも、興味のある内容だったので、乗っかって書いちゃった。というのが真相です。(^^;

もし、誤解云々で気になされたのであれば、ごめんなさい。売れてる本でいいものもあります。もちろんです(^^; 出版社側の宣伝方法が、ちょっと気になっただけなんですね。(なんか、昨今の報道は、ゴシップ雑誌と変わらない扱いばかりで、ちょっと不満があったのですね、たぶん・・・)

Re:自分にとっての価値
   - 09/11/28(土) 15:38 -

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   ▼火星紳士さん:

そうなんですね。

私には、本屋さんも店頭にはキャッチーなものを並べたりしていろいろ奮闘されているように思います。流行の作家の作品から真面目な小説を漫画にしたものとか、表紙が派手で綺麗なものとか手に取りやすいものがたくさん並んでいて、私も気になってパラパラ読んでみるのですが、そもそもの本好きにはあまり刺さらないものが多いかな?という印象で。
でもあまり本を読まない人には良いアピールになるんじゃないかなという。

面白い・つまらないというのがそもそも主観的なもので、いろんな人に興味を持ってもらうにはそれこそいろんなタイプのものを取り揃えなければならなくなるんですが、1冊読んでつまらなかったからもう本を読まない、という人はやっぱり読む気のない人なんじゃないかなと思います。読む気のある人はきっと、他を当たりますよね(笑)

それと同じで、地道なアピールを繰り返して興味を持つ人というのは、全体的な本の売り上げに結び付かないほど微々たるものだと個人的には思います。だからって無意味だとも思いませんが、作家やライターさんの原稿料が飛躍的に上がるほどでは決してないだろうなー…と。
私は頼まれでもしなければ本を他人に薦めるということをしないし、本が売れないのも本が読まれないのも仕方のない時代の流れのように思うのでそんなふうに考えてしまうのですが(死活問題の方には申し訳ありません)

極端な話、読む気のない人はテレビもネットもゲームもない穴倉に閉じ込めて本を1冊与えて初めて手に取るか取らないか、というくらい読む気がないと思う(苦笑)
今の世の中は、そんな人がかなり多いのではないでしょうか。

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